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発芽誘導を利用した芽胞数の新たな迅速測定技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 重田 有仁  広島県立総合技術研究所, 食品工業技術センター, 副主任研究員
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要蛍光染色法は、数十分で微生物数を迅速に測定できる分析法であるが、外壁を有し休眠状態にある芽胞については染色できなかった。本課題では、圧力発芽誘導処理によって芽胞の染色性を向上させることで、芽胞を迅速測定可能(1時間以内)にする手法について検討した。その結果、本法は種々の食品由来芽胞を発芽・染色でき、発芽誘導物質(アミノ酸、糖類)に比較して広範囲の属種の芽胞に効果があることが分かった。また、実際の食品中(香辛料、液体調味料等)の芽胞も染色可能で、市販の微生物数の迅速測定装置にも応用できることを確認した。本法と培養法との相関は0.9以上、液体系試料の場合、検出感度は約300 cell/mlであった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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