微生物燃料電池のためのバイオナノマグネタイト電極修飾技術の開発
研究責任者 |
中村 浩平 岐阜大学, 応用生物科学部, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 微生物燃料電池の効率的発電を可能にするアノード電極の新規修飾技術の開発を目的とし、Geobacter属が水酸化鉄(III)から生産するナノマグネタイト(以降BNM)を電極に供した。BNMを供さない微生物燃料電池に比べて7倍の電流密度を生産することを本研究開発の目標とした。その結果、BNMを供した微生物燃料電池は供さないものの最大1.7倍のクーロン効率を発揮した。その一方、当初の目標としていた電流密度の増加はほとんど見られなかった。しかしながらクーロン効率の増加はより多くの電気エネルギーを回収することを示し、電極の修飾技術の改良によってこれが更に改善される可能性が示唆された。
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