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樹状細胞によるインターフェロン-α産生を抑制するキナーゼ阻害薬の標的同定

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 門脇 則光  京都大学, 大学院医学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要形質細胞様樹状細胞(pDC)は、外来性の DNAを早期エンドソームに滞留させることにより、TLR9シグナルを介して大量のIFN-αを産生し、炎症性疾患の発症・進展に重要な役割を果たす。われわれは、キナーゼ阻害薬ダサチニブが、「pDCにおけるDNAの早期エンドソームへの滞留を阻害する」ことにより、IFN-αの産生を抑制することを見出した。本研究は、この阻害作用における標的キナーゼを同定し、炎症性疾患の新たな創薬標的を見いだすことを目的とした。pDC細胞株P716でsiRNAによるノックダウンの実験系が機能することを確認した後、複数のキナーゼ阻害剤を用いてIFN-αの産生に必要な候補キナーゼを絞り込んだ。今後siRNAを用いた解析により、創薬標的となるキナーゼを同定する。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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