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マイクロ超音波モータによる血栓除去機能をもつ血管内視鏡の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 遠山 茂樹  東京農工大学, 大学院工学研究院, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要コイル型およびフォイル型の超音波モータを試作し、IVUS試作と血栓除去実験を行った。IVUSは当初8000rpmを目標としていたが、実際には3000rpm程度も十分である。速度誤差は3%以内と良好な結果であったが、モータ駆動中の血管内壁までの距離を測定することができなかった。またさらなる検討として、血栓除去はロータ形状および材質も検討したが、十分なものは見つからなかった。2時間程度回転し続けると回転数も落ちてくる(ライニング材の選定が重要である)。これらは実用化に向けての課題である。しかし、本研究開発では、IVUSの基礎技術を確立し、血栓除去については良好な結果を得た。全体的には超小型のモータが開発できた意義は大きく、目標はほぼ達成できたと考えている。最後の人体モデルの実験でも良好な結果を得た。実用的な医療器具になると思われる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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