1. 前のページに戻る

PdまたはPtイオンの選択的抽出に向けた環状ペプチドナノチューブの最適化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 田村 厚夫  神戸大学, 大学院理学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要資源の少ない我国には、携帯電話などから部品を回収した結果生じる所謂「都市鉱山」としてレアメタル混合物が豊富にあり、回収できれば貴重な資源となる。そこで、人工設計したペプチドナノ構造体を用いて、レアメタルを選択的に回収する全く新規のリサイクル技術を開発することを目的とした。この結果、当初予定のPd、Ptに加えニーズの高いAu(金)との結合能を持ったペプチドの人工設計に成功した。また、選択能についても、二桁以上の結合定数の差を生み出した。さらに、結合後に金属のみを集合させナノ粒子を形成し赤色を呈色するセンサー能を発見し、ペプチドは何度も再利用可能なことからリサイクルでの有効性を示した。この一連の成果で特許出願を行い、企業を募った研究会および講演会で周知し、今後の実用化への一歩を踏み出した。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst