網膜色素変性症モデルにおけるカルパイン阻害ペプチドの普遍的な薬効評価とさらなる薬効性の向上
研究責任者 |
尾﨑 拓 弘前大学, 大学院医学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本試験では、網膜色素変性治療薬の開発を目的として、本疾患モデル動物であるロドプシン変異S334terおよびP23Hラットなどに対して、新規ミトコンドリアカルパイン阻害ペプチドであるTat-μCLが普遍的な視細胞保護効果を示すのかを評価した。その結果、Tat-μCLの点眼によってS334terおよびP23Hラットの視細胞変性が有意に抑制された。今後は、RDマウス、RDSマウス、RDH5変異マウスおよびRPE65ノックアウトマウスに対するTat-μCLの効果も調べ、さらに、Tat-μCLにおいてアミノ酸を修飾することによって薬効性を高める研究を継続する。
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