電力品質保証機能を有する新しい電気自動車用双方向スマートチャージャの開発
研究責任者 |
田中 俊彦 山口大学, 大学院理工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本申請課題では、電力品質保証機能を有するPWM整流回路とチョッパ回路から構成される電気自動車用スマートチャージャを提案し、その実用性と商品性を検証した。はじめに、DSPを中核とする電源側で任意の力率が得られる無効電流制御機能を実現する制御アルゴリズムを構築し、電源側で任意の力率が得られるような無効電流制御機能を実現しながらスマートチャージャの変化器容量が32%低減できることを明らかにした。さらに、構築した技術移転対象である制御アルゴリズムをShマイコンに移植した。一方、技術移転対象であるIGBTを駆動可能なドライブ回路を構築し、安定なスイッチング動作が実現できることを実験により明らかにした。最終目標である構築したドライブ回路およびShマイコンを用いたシステム全体の動作実験については完了できなかったため、今後も引き続き研究開発を継続する。
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