脳障害血液バイオマーカーとしてtransmembrane protein 95の検証とその中枢神経系における働きの検討
研究責任者 |
細見 直永 広島大学, 病院, 講師
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 目標:本検討は、脳障害に伴い血中に増加する中枢神経障害に特異的な液性因子としてtransmenbrane protein 95(以下「TMEM95」と言う)の検証を行い、この血中TMEM95を定性・定量的に検出することにより、急性期脳障害血液診断を可能とする液性因子を確立すること。 達成度:TMEM95蛋白に対する抗体作成を行った。作成した抗体を用い、TMEM95蛋白の検出を血液中、脳蛋白抽出液にて行ったが、作成した抗体では検出されなかった。また、人の脳組織においてTMEM95蛋白の免疫染色にて、特異的な染色性を得られていない。 今後の展開:TMEM95による細胞死の機序の解明、血液中、脳蛋白抽出液、脳組織からのTMEM95蛋白検出法の確立に向け検討を行う。
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