1. 前のページに戻る

粒界型応力腐食割れ下限界の加速試験法開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 武藤 睦治  長岡技術科学大学, 工学部 システム安全系, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要丸型接触片と高応力比により粒界き裂を選択的に形成する技術を確立し、SUS304鋭敏化材の粒界型応力腐食割れ(SCC)進展下限界が従来の10~20程度より低く、2~4程度であり、微小き裂効果を持つことを初めて実験的に示すことができた。粒界き裂は接触部外縁に存在することから、フレッティングによる多軸応力よりも、主応力と腐食によりき裂形成が促進されていることが明らかとなった。粒界型SCCの停留機構は、粒界腐食と応力で形成されたき裂内表面が酸化される事で腐食が抑制されるためであることが示された。本研究開発により、従来困難であった粒界SCCの下限界測定を、フレッティング疲労による粒界き裂形成により大幅に短縮することが可能となった。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst