衝撃波を用いた食品加工用小形高電圧発生回路に関する研究開発
研究責任者 |
大田 一郎 熊本高等専門学校, 地域イノベーションセンター, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究では、衝撃波を用いて食品加工が瞬時に行える食品加工用の高電圧発生回路について開発を行った。回路シミュレーションの結果を基に、個別部品を用いて回路を試作し、実験によって、200μFのキャパシタを3.5kVまで充電して、放電試験までを実施できた。昇圧回路では、突入電流を抑えるためのソフトスタート回路が必要であることと、放電回路では、キャパシタの充電エネルギーを効率よく衝撃波に変換するために、損失抵抗を減らす必要があることが分かった。今後はこれらの改良を行い、安定した衝撃波を発生させる予定である。試作回路のサイズと重量は、当初の数値目標をほぼ達成し、価格についても量産になれば十分目標値を達成できる見通しがついた。
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