糖鎖固定化蛍光性ナノ粒子を用いた細胞品質管理法の開発
研究責任者 |
若尾 雅広 鹿児島大学, 大学院理工学研究科 化学生命・化学工学専攻, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 培養細胞の品質管理は、iPS細胞やES細胞などを用いた組織再生医療において重要であり、細胞状態をモニターできるバイオマーカーが求められている。本研究では、細胞の糖鎖結合性に基づいた糖鎖マーカーの開発を行うため、糖鎖固定化蛍光性ナノ粒子(SFNP)を用いた方法について検討した。SFNPはこれまでの方法にしたがって調製し、SFNPの細胞結合性について検討した。細胞には、HepG2、HeLa、A431細胞等を用いた。実験の結果、細胞株の種類によってSFNPの結合性が異なることが分かった。この結果をともに統計解析を行ったところ、細胞管理の指標として使用できることが示唆された。
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