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省エネルギー溶融塩電解による金属マグネシウムの回収技術

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 池田 進  佐賀大学, 総合分析実験センター, 技術員
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要海水からの晶析プロセスで精製した塩化マグネシウムを電解浴に用い、ボロンドープダイヤモンド(BDD)被覆電極によるマグネシウムの電解回収を実施した。電解回収に先立ち、両極がグラファイト電極や陽極がグラファイトと陰極が鉄からなる従来の電極。さらに、両極がBDD被覆電極からなる電気化学挙動をサイクリックボルタメトリー(CV測定)で調べた。得られた分極曲線から求めた電位窓(電位)の大きさを比較した。次に、従来のグラファイト電極や鉄電極で指摘された課題(1.電極の消耗、2.電流効率の低下、3.不純物混入)がBDD被覆電極で改善できるか否かを明らかにした。また、電解回収したマグネシウムの物性評価を実施した。これらの結果から、BDD被覆電極が従来の電極に比べて優位性の高い電極材料であることが分かった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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