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すい臓がんに作用する微生物毒素の探索

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 北田 栄  九州工業大学, 大学院情報工学研究院 生命情報工学研究系, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要微生物Bt菌には様々な菌株が存在し、標的がん細胞を選択的に認識し破壊する一群の抗がん性タンパク質を生産する。しかし、発見や治療が難しいとされる「ヒトすい臓がん」に作用するBt菌タンパク質は報告がない。今回4749株のBt菌から、ヒトすい臓がん細胞に作用する新しい抗がん性タンパク質の同定を目標とした。これまで複数のBt菌株の同時培養系と抗がん作用評価系を確立し、効率的ながん作用のスクリーニングを行った。結果、2種のヒトすい臓がん培養細胞に作用する49株のBt菌を発見した。これまでの研究の達成度は約60%であり、今後、菌株からのがん作用の再現性の確認、毒素分子とその遺伝子の同定を行う。新規のヒトすい臓がん細胞特異的な分子は、がん診断や抗がん製剤のシーズ分子として期待される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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