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フォールス・ポジティブを利用して信頼性と消費電力を最大限バランスさせる計算機構の実用化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 姚 駿  奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要近年、電子機器の高信頼化と低消費電力の両立が重要な課題となっている。我々は、近似計算プログラムに特化した、信頼性・消費電力バランス型HW/SW協力計算機構を提案してきた。本研究では、(1)HWによるフォールス・ポジティブを利用したエラー検出漏れの防止を提案し、SDC エラーを1/100程度に削減、(2)コンパイラなどのSWによる部分的・全冗長化したバイナリの生成、(3)動的な部分的冗長化調整を行う効率的な実行機構などの成果を達成し、携帯や医療機構の領域で、次世代高信頼・低消費電力マイクロアーキテクチャの基盤技術として有望である。また、従来の3重化回路の効率的な稼働方法を追加提案し、温度制御により信頼性を向上する点で、特許化を進めることを検討している。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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