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超はっ水性自己修復型耐食性皮膜形成技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 石崎 貴裕  芝浦工業大学, 工学部材料工学科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では、層状複水酸化物(Layered double hydroxide: LDH)形成技術の確立、LDH層間へのはっ水性を有する分子の導入法、はっ水表面の形成法、はっ水性の自己修復能およびその表面の耐食性の評価に関する研究開発を行った。LDH形成技術では、濃度、pH、温度、処理時間の最適化を図り、LDHを形成するための条件を確立した。分子導入法の開発では、メチル基を有するラウリン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸をLDHの層間に導入するためのイオン交換条件を明らかにした。はっ水表面の作製では、熱CVD法により100°以上の水滴接触角を示す表面を形成する技術を確立した。この表面に凹凸形状を付与することで接触角150°以上の超はっ水性表面を形成することに成功した。また、塩水中における耐食性を評価した結果、未処理の表面に比べて耐食性が大きく向上した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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