陽極酸化によるアルミニウムの装飾的表面加工におよぼす処理条件の影響
研究責任者 |
勝又 信行 山梨県工業技術センター, 電子材料技術部, 研究員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | フォトリソグラフィに陽極酸化と化学エッチングを組み合わせたアルミニウムの表面加工における陽極酸化時の浴温度と合金系が加工後の形状にあたえる影響について検討した。 その結果、浴温度が高くなるにつれ、酸化膜の形成速度は大きくなり、得られる形状にも影響することが明らかになった。また本技術が適用できる合金系について検討したところ、A1050とA5052の陽極酸化条件は、ほぼ同一の処理条件が適用できたが、A6061の陽極酸化条件は、浴電圧を高めに設定する必要があることが明らかになった。また、圧延材と焼なまし材の陽極酸化条件について検討したところ、大きな変更の必要はなかった。
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