微生物ラッカーゼの新機能を応用したポリフェノールバイオセンサーの開発
研究責任者 |
小川 順 京都大学, 農学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 微生物ラッカーゼの新機能と高感度信号累積型ISFETイオンセンサー(AMIS)を活用して、特定保健用食品認可食品等に含まれるポリフェノールを測定しうる新規バイオセンサーの開発を試みた。測定に関わる様々なパラメータを検討し、特に、酵素濃度、緩衝液、攪拌条件の最適化を行った結果、没食子酸をモデル化合物とする分析において、濃度依存的な出力を得る基本条件を確立した。また、市販のお茶を対象とした茶カテキンの定量分析に適用し、カテキン含量と相関する出力を確認した。その結果、適切な換算式を導入することにより、本装置を用いた茶カテキンの定量分析が可能となることを示すことができた。
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