G2チェックポイントを阻害する新規抗がん剤スクリーニング法の開発
研究責任者 |
上野 勝 広島大学, 先端物質科学研究科, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
概要 | 我々は、分裂酵母のG2チェックポイント蛋白質であるChk1の阻害が、ある生育阻害剤存在下でのある分裂酵母変異株の生育を回復することを発見した。本研究ではこの発見を利用して、分裂酵母の生育の回復を指標にした新しいChk1阻害剤のスクリーニング法を開発するために、ある分裂酵母変異株に薬剤超感受性変異を導入することを目的とした。本研究ではこの目的は達成された。さらに分裂酵母を用いてChk1阻害剤をスクリーニングする条件の検討に関する予備実験も終了しているので、本研究の当初の目的は90%達成したと言える。今後はこの新しい方法で特許を申請し、製薬企業と共同で実際のスクリーニングを行うことを試みる。
|