1. 前のページに戻る

ムチン発現解析を応用した難治性スキルス胃癌の早期診断

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 米澤 傑  鹿児島大学, 医歯学総合研究科人体がん病理学, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要内視鏡的治療の術中迅速転移診断における、確実な癌の深達度診断法の確立やリンパ節微小癌転移の有効な検出を目的とした。当該新規抗MUC1抗体『MUC1-014E』による染色は、サイトケラチン(Keratin-AE1/AE3、Keratin-CAM5.2)と同様に、低分化腺癌(por2)の癌細胞を効率良く検出できることが実証された。さらに、癌浸潤の深達度の判断に非常に有用であった。分子生物学的研究においても、MUC1分子のmRNAの発現状況をより正確に反映しており、MUC1遺伝子発現機構を正確に把握できた。今後は、適応可能な腫瘍性病変の範囲を拡大し、手術の際の切除断端評価に応用する。

URL: 

JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

サービス概要 よくある質問 利用規約

Powered by NII jst