国産ブランド豚の資源保全および増産技術としての新規精子凍結保存法の開発
研究責任者 |
西園 啓文 富山大学, 生命科学先端研究センター, 助教
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 国産ブランド豚の安定的な資源保存のための新規精子凍結保存方法開発の第一歩として、特別な試薬や機器などを用いず、凍結融解後の精子運動性が50%以上、精子形態異常率が30%以下、精子前核形成能80%以上を達成できるような方法の研究開発を実施した。凍結保護剤、緩衝液等の組み合わせ検討を行った結果、一般的な試薬と器具だけを用い、ブタ精子を良好な前進運動性を保ったまま1時間未満で凍結保存することが可能となった。凍結融解後の精子運動性は35%程度と、これまでよりも向上したものの、精子形態異常率および前核形成能とともに目標達成までにはさらなる検討が必要であり、今後は畜産現場でも実施できるようにキット化を視野に入れながら研究開発を継続する予定である。
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