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リサイクル底質改善材を用いた閉鎖性水域の硫化物イオン抑制

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 浅岡 聡  神戸大学, 内海域環境教育研究センター, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要閉鎖性水域における底質改善を目的としたリサイクル底質改善材(石炭灰造粒物)の硫化物イオンに対する吸着性能の持続性を定量的に明らかにすることを目標とした。室内実験にて嫌気条件(夏を想定)では、硫化物イオンが石炭灰造粒物に吸着され、その後、好気条件(秋から冬を想定)では、吸着サイトが再生することがXAFS分析から明らかになった。また、吸着実験にて好気・嫌気条件を10回繰り返して吸着サイトを再生させても吸着性能が持続することが確認できた。以上より、概ね目標を達成できたと言える。今後の展開として、一般的な底質改善技術である覆砂や浚渫の場合は2~5年で底質改善効果が低下する報告があり、本法の実用化に向け、現場における硫化物イオン低減効果の持続性を実証する予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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