日本に蔓延する牛小型ピロプラズマ病のキメラワクチン抗原の作製
研究責任者 |
横山 直明 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 小型ピロプラズマ病はマダニによって媒介される牛の原虫病で、感染牛に消耗性の発熱や貧血を引き起こす。現在のところ、治療薬及びワクチンはない。我々は以前に基礎研究レベルで、その小型ピロプラズマワクチンの開発に成功している。我々の研究成果により、そのワクチン抗原は高度な遺伝子多型を示し、我が国には5種類の抗原性の異なる小型ピロプラズマが存在していることが分かった。そして、その5種類のワクチン抗原遺伝子の分離と遺伝子発現に成功した。しかし、すべてを網羅できる新規の小型ピロプラズマ・キメラワクチン抗原の作製には至らなかった。
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