セラミックスの押出し加工における成形プロセス解析技術の確立
研究責任者 |
桑原田 聡 鹿児島県工業技術センター, 生産技術部, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究は、金属の塑性加工で製造過程を可視化する独自のシミュレーション手法を活用して、セラミックスの押出し成形プロセスを解析する技術の確立を目的としている。 今回、アルミナを用いた押出し成形について材料の流動性や流速を計測し、成形体内部の粒子分布や焼成体を評価することで以下の成果が得られ、当初の目標を達成することができた。今後は、押出し形状の複雑化への対応や技術移転を目指す。 ・これまで用いてきた可視化技術が、セラミックスの塑性流動へ利用でき、ダイス内部における材料の流動状態の評価や流速の計測が可能である。 ・ダイス内部で流速の違いが発生する箇所では、粒子の分布状態や密度に違いが生じていた。
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