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宅地の液状化判定のための音を利用した土質分類判定技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 山田 卓  大阪市立大学, 大学院工学研究科, 講師
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要宅地の地盤調査で多用されている大型動的コーン貫入試験(SRS試験)を対象として、地盤調査中に土中で発生する土の摩擦音の特性を用いて地盤の土質分類を推定することを目標として、コンデンサマイクを内蔵したSRS試験用貫入コーンを開発し、現場実験および模型実験で土とコーンの摩擦音を計測し、振幅スペクトルと細粒分含有率の相関を検証した。研究開発の結果として、摩擦音特性から定量的に土の細粒分含有率を評価するには至らなかった。しかし、計測音の振幅スペクトルを用いて1000Hz~4000Hzの周波数帯の音圧レベルを指標とすることで細粒分含有率を評価することが可能となる知見を得た。今後は、現場で摩擦音のみを計測する機械的な工夫に加えて室内実験による基礎研究を進め、成果を蓄積した後に技術移転を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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