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移動走行車両を用いた橋梁構造物の損傷モニタリングシステムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 渡邊 学歩  山口大学, 大学院理工学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要既存の移動走行車両を用いたモニタリングは、構造部材の現状の健全度や危険な状態までの余裕度などの定量的な評価を十分行えないため、橋梁診断への活用につながっていない。 本研究の提案手法は、橋桁の本来保有している性能(耐力および剛性)を的確に把握し、モニタリングより評価される現在の剛性から構造物の健全度を定量的に評価する技術を確立した。既存の橋梁構造物に適用した結果、橋桁梁部の下面から40cmの区間が損傷し、機能性(橋桁の剛性)が35%低下していることが判明した。本研究成果は損傷区間の推定および剛性低下度の判定(閾値の設定)を可能にし、モニタリング技術を活用した点検システムの有効性を飛躍的に向上させた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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