時系列デジタル画像に基づく空間フィルタ流速計の開発と実用性向上
研究責任者 |
細川 茂雄 神戸大学, 大学院 工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | エネルギー・環境関連機器をはじめとした幅広い分野における機器の設計、開発、改良、制御において、しばしば、流体の速度分布の精度良い計測が要求される。しかし、既存の熱線流速計、レーザドップラ流速計(LDV)、粒子画像流速計(PIV)では、実用流れを対象とした計測において要求される精度、時空間分解能、空間分布計測を全て満足することが難しい場合が多い。本研究では、申請者らが提案した高時間・空間分解能かつ高精度で多点同時計測が可能な革新的流速計である空間フィルタ流速計(SFV)の実用性向上を目的とし、LDVと同程度の性能を達成するためのパラメータ設定方針策定、問題点抽出、および問題解決と限界の把握を行った。その結果、目標とされていた性能を達成し、当初目標範囲内での実用化への基盤を構築した。今後、SFVが実用化されれば、関連分野の発展に大きく貢献できると考えられる。
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