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環境負荷の低い元素からなるカルコパイライト構造化合物を用いた新規高効率熱電変換材料の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 小菅 厚子  大阪府立大学, 21世紀科学研究機構, 特別講師
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では、環境負荷の低い元素からなる新規カルコパイライト構造化合物CuInS2焼結体とその類似構造であるケステライト構造化合物Cu2ZnSnS4焼結体を合成し、高温での化学的安定性と熱電特性について評価した。本研究により、両化合物の合成条件を確立した。また、両化合物とも従来のテルライド系化合物に比べて高温での化学的安定性に優れていることを確認した。現時点では、熱電特性は最適化できていないが、今後電気的特性の調整により熱電特性の改善は可能であると考えられる。本研究で開発した材料は、希少・毒性元素を含まない環境調和性の高い化合物であり、高温での化学的安定性に優れる事から、自動車排熱回収システム搭載用の熱電材料として大きな可能性を秘めた材料であると考えられる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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