ウシバベシア症に対する遺伝子改変弱毒生ワクチン株の開発
研究責任者 |
麻田 正仁 帯広畜産大学, 原虫病研究センター, 研究機関研究員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 遺伝子ノックアウト法を用いたウシのバベシア症(Babesia bovis感染症)に対する弱毒生ワクチンの開発を目的として、既存のBabesia bovis遺伝子ノックアウト株1株について評価を行うと共に、新たに3つの遺伝子ノックアウト株を作製した。さらに複数遺伝子のノックアウトを行えるよう第二の薬剤選択マーカーとしてbsd/ブラストシジン選択システムを構築した。既存のノックアウト株(Bbtpx-1 KO)については活性窒素種負荷に対する感受性の上昇が見られ原虫の弱毒化が示唆され、新規遺伝子ノックアウト原虫では、TRAPファミリー遺伝子3種についてシングルノックアウト原虫を作製することに成功した。
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