研究責任者 |
久保田 繁 山形大学, 大学院理工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 有機太陽電池は、フレキシビリティ、低重量、低コストといった優れた特性を有しており、次世代太陽電池の候補として近年盛んに研究されている。しかし、現状では、発電効率が10%程度と低いことが課題となっており、有機太陽電池特有の薄い発電層に光を閉じこめて、光吸収を最大化するための反射防止技術が重要となっている。そこで、本研究では、有機太陽電池に特化した反射防止構造の設計及び試作・性能評価を行った。その結果、多層反射防止膜による発電効率向上効果を実証すると共に、ナノ周期構造を利用した新しい反射防止構造の最適設計法の開発にも成功した。
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