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低品位粘土を原料に用いた新規な遮熱・断熱タイルの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 水野 正敏  岐阜県セラミックス研究所, 岐阜県セラミックス研究所, 所長
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では、数%の酸化鉄を含有する粘土および炻器素地(2種類)の焼成体を作製し、これらの赤外線反射特性に及ぼす影響因子について検討した。電気炉による酸化焼成の場合、低密度の焼成体では近赤外線領域で80%以上の反射率を示したが、焼成体が高密度に移行するに従って反射率は減少した。特に、かさ密度2.3g/cm3、吸水率3%を境にして急激に反射率が変化することが分かった。また、約4%の酸化鉄を含む素地を、ガス炉により室温から1200°Cまでを強還元焼成した場合、表面だけが橙色を呈した高密度な焼成体が得られた。この試料の赤外線反射率は、酸化焼成の高密度焼成体に比べて2倍以上高く、強還元焼成が高赤外線反射(熱遮蔽)材料を得るための有効な手段であることが見出された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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