超音波画像処理による食素材の内部弾性分析と食品加工デザインシステム
研究責任者 |
阪田 治 山梨大学, 大学院医学工学総合研究部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 食品内部弾性測定装置の設計と試作、超音波断層画像処理法検討、関連画像処理技術情報収集等を行った。実験装置の設計・試作では、有限要素解析シミュレーションに基づいて食品圧迫法を提案したものの、被測定対象となる食品の大きさ・硬軟度・材質のあまりの多様性により、すべての食品に適用可能な共通装置の開発は断念した。特に、弾性が弱く非可逆変形しやすい粉生地類と、加工肉やブロック肉塊では、内部弾性計測法を全く別手法とする必要有りとの結論に至った。一方、圧縮変形前後の食品の超音波断層画像に基づく新しい食品品質評価パラメータについても、その算出法の検討を行った。有限要素解析シミュレーションにより、さまざまな内部弾性分布を独立した2つのパラメータからなる2次元座標系で表現する方法を考案した。
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