概要 | 溶剤可溶化ブロック共重合ポリイミド(PI)液の粘度1,000mPa・sec以上、分子量2万以上、濃度10%以上、この液から製糸した繊維の熱分解温度(Td)500°C又はガラス転移温度(Tg)315°C以上、引張強度3.7(cN/dtex)以上を目標値として新規PI繊維の開発を目指した。その結果、粘度約80,000mPa・sec、分子量約19万、濃度10%、Td 425°C及びTg 295°C、引張強度約8cN/dtexであった。PI繊維の耐熱性は目標値に及ばなかったが、PI液と繊維の引張強度は目標値以上であった。実用化に向けた新規PI繊維の課題として、分子組成を見直し耐熱性を更に上げる必要がある。
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