複数基地局の同一周波数共用を目的とした干渉回避・除去を実現するハードウエア構成技術の開発
研究責任者 |
西森 健太郎 新潟大学, 工学部 情報工学科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究では、複数アンテナが近距離で配置される場合に、新規システムのみのアンテナ配置を工夫することでこの干渉の影響を低減できる構成と信号処理方法を提案した。具体的には、隣接アレーアンテナ間に減結合回路と空間減結合回路を接続した隣接基地局間の干渉除去方法を提案し、目標であるA4サイズ以下のアンテナサイズで干渉量を40dB程度確保できることを明らかにした。また、無線LAN信号を送信しながら、通信パケットの衝突による干渉を検知可能な手法し、提案手法により無線通信の効率を60%から90%に向上できる見込みを確認した。今後これらの技術に関して、携帯電話システムや無線LANシステムへの適用を目指した実装について検討を進める予定である。
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