扁平上皮癌の高精度バイオマーカー実用化に向けた診断キットの製作
研究責任者 |
永田 昌毅 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
概要 | 【目標】 扁平上皮癌の高悪性度バイオマーカー実用化の基盤となる、診断キットの製作 【達成度】 至適条件のITGA3、ITGB4、JUP、CD9のプライマー・プローブの設計と試験反応を実施し、プライマーダイマーやゲノムDNAによる非特異反応が最少で、広い濃度範囲で定量性、特異性、検出感度の全てが最良のプライマー+プローブセットを選定した。 さらに、検出配列を含むプラスミドDNAの既知濃度段階希釈で、コピー数回帰式の作成と定量性を検定し、4遺伝子の検出キットを完成した。 【今後の展開】 インテグリンバイオマーカー診断キットは扁平上皮癌の再発や遠隔転移に関わる生物学的悪性度を検出するので、個別化医療による生存率とQOL向上が期待できる。この診断キットを用い2014年から全国規模の多施設共同研究を実施する。
|