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臨床診断用クライオ生検摘出標本による組織構築鑑別システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 大野 伸一  山梨大学, 大学院医学工学総合研究部, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要套管針の下端部のみに液体窒素貯留槽を有し、シリコン小管を通して液体窒素(LN2)を充填して冷却されたヒト生検鉗子を使用するクライオ生検装置(CB III)を開発して、麻酔下マウス臓器を凍結採取した。凍結試料は、パラホルムアルデヒド含有アセトン中で凍結置換固定を行い、包埋薄切後HE染色と免疫染色を行った。またCB III装置性能については、内筒冷却面温度と冷却速度を測定した。この凍結採取試料では、200~300μmの深部組織において肝類洞は開大し、凍結良好な肝細胞が見られた。しかしLN2の貯留槽への充填が遅かったので窒素ガス排気系に真空ポンプを接続すると、冷却速度と到達温度が改善した。以上、 "生きた動物組織"の凍結採取が可能となった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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