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液晶レンズを用いた近赤外線血流撮像システムの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 河村 希典  秋田大学, 大学院工学資源学研究科, 講師
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究課題の目的は、機械駆動部を一切必要とせず、赤外線光の焦点距離を可変できる液晶レンズを創製することにより、生体組織内部における血液中の酸素濃度を画像化するシステムを開発することである。近~遠赤外線波長領域における液晶素子の評価装置を新たに構築し、液晶レンズ及び液晶素子の試作・測定を行った。測定対象物からの赤外線光を液晶レンズを介して赤外線カメラにより測定を行った結果、液晶レンズの電極に印加する電圧を調整することにより10mm~20mmの焦点距離を変化することができた。また、血流を模擬した散乱体の移動速度を変化させ、高速フーリエ変換解析を行った結果、散乱体の移動速度を増すことで、100Hz~700Hzまでの高周波成分が増加する傾向が見られた。今後、電子制御の焦点可変・ズーム機能を有する赤外線撮像システムを再構築し、断層部の分解能向上、コンパクトに使用できる生体組織の診断に用いる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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