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親水ゲルを用いた簡便な還元操作による六価クロム特有の毒性除去

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 石垣 友三  名古屋市工業研究所, 材料技術部, 研究員
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究の目的は、我々が見出したポリエチレングリコール鎖を有する親水ゲルが(i)水溶液中で自発的に六価クロム種を選択的に吸着し、(ii)三価クロムに還元し、(iii)再び系中に放出するプロセスについて、ゲルの分子構造や共重合組成を最適化することにより、1)水溶液中に残留するTOCを抑制しプロセス終了後で5 ppm以下にする、2)pH1でCr(VI)消失までの所要時間を短縮し24時間以内にすることであった。 親水ゲルの分子構造を制御することにより、TOCは抑制され、pH1でのCr(VI)消失までの時間も短縮されたが、いずれも目標値には至らなかった。 今後は他の有機添加剤が用いられているためにTOCに寛容なクロメート浴など用途を限定して実用可能性を模索していく。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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