研究責任者 |
谷口 良一 大阪府立大学, 地域連携研究機構放射線研究センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 環境中性子を長期間測定した結果、鉄が大量に存在する環境では環境中性子が大幅に増加することが明らかとなった。また環境中性子よりも環境ガンマ線が圧倒的に多いことも明らかとなった。そのためガンマ線感度の高いイメージングプレートは不利である。ガンマ線感度の低いシンチレータを用いた2次元光子計数装置で測定を行った場合、1時間あたり全画面で200個程度の中性子が計数された。n/γ比は0.02 程度であった。この装置を用い600時間の計測を行った結果、画質は不十分であるが中性子透過画像は得られた。今後、さらに積極的なガンマ線の圧縮法を開発する必要がある。
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