生細胞表面における分子イメージングのための蛍光アプタマープローブの開発
研究責任者 |
加藤 輝 東京工科大学, 応用生物学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本課題は、標的分子との結合に伴い蛍光強度が増強される蛍光アプタマープローブを用いた生細胞表面における疾患マーカー分子の検出・イメージング技術の開発を目的とする。蛍光アプタマープローブの標的分子に結合するアプタマー部分を疾患マーカータンパク質(PTK7)に結合するアプタマーに改変して、がん細胞表面に発現するPTK7の洗浄操作なしでの蛍光イメージングを試みた。その結果、CCRF-CEM(ヒトT細胞性急性リンパ芽球性白血病細胞株)細胞表面のPTK7の可視化に成功し、当初の目的は達成された。今後は他のマーカータンパク質を標的として汎用性を確認し、生細胞表面タンパク質の新たなイメージングツールとしての可能性を検討したい。
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