ゲノム情報活用による稲いもち病用農薬カスガマイシンのセルロース系バイオマスを発酵原料とした高生産株の作成
研究責任者 |
小嶋 郁夫 秋田県立大学, 生物資源科学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 我々が分離したセルラーゼ高分泌性放線菌Streptomyces thermocarboxydus C42株は、ゲノム中に9種のセルラーゼ推定遺伝子を持つ。本研究により、これら遺伝子群は、C42株で発現し、クローン化して強制発現を行い、8遺伝子がセルラーゼ活性を導くことを見出した。さらに、これら9遺伝子全てを含むセルロース系バイオマス資化酵素発現カセットを構築し、本カセットを放線菌用ベクターに挿入してpBOM51を構築した。本ベクターを放線菌発現用宿主Streptomyces lividansに導入し、セルラーゼ活性を検討し、さらにカスガマイシン生産菌Streptomyces kasugaensisへの導入を試みている。
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