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遺伝子治療実用化に向けた高分子ナノデバイス粉末製剤の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 岡本 浩一  名城大学, 薬学部薬学科, 教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要噴霧急速凍結乾燥法により、確実かつ容易に溶液製剤化でき(易溶性)、保存時の遺伝子構造が安定に保たれ遺伝子発現能を維持できる遺伝子粉末製剤の開発を行った。得られた製剤はHEPES緩衝液添加後5秒以内に溶解し、十分な易溶性を備えていた。粉末の分散補助剤であるロイシンを添加することで、3ヶ月保存後にゼータ電位がやや低下した以外は粒子形状、粒子径に変化はなく、遺伝子の高次構造も保持されていた。冷所保存した粉末製剤でのルシフェラーゼ活性は3ヶ月保存後においても当日調製した溶液製剤に匹敵し、高い安定性を保持しており、目標はほぼ達成された。ロイシンの効果について、引き続き大学から支給される研究費を用いて研究を継続する予定である。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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