数値人体モデルを用いた、高精度電磁界-熱伝導連成解析手法の検討
研究責任者 |
武居 周 苫小牧工業高等専門学校, その他部局等, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究は、マイクロ波帯域の電磁界を用いた医療機器の治療品質向上に向けて、生体内の電磁界強度とその熱効果の高精度な予測に必要となる電磁界-熱伝導大規模連成数値解析手法を検討したものである。本研究により、電磁界-熱伝導連成解析手法が確立し、また、連成システムのアルゴリズム上において電磁界解析がボトルネックとなることがわかった。このことを解消するために、スーパーコンピュータ利用を前提とした電磁界解析コードのチューニングを行った結果、一定の性能が得られ、2.6億自由度の大規模人体モデルが計算可能であることがわかった。以上の結果より、本研究開発課題の技術移転の一定度の可能性が見出された。
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