人的要因を考慮した人員配置および生産スケジューリング最適化手法の展開研究
研究責任者 |
貝原 俊也 神戸大学, 大学院システム情報学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究では、作業者の技能レベルを考慮したセル生産システムにおける人員配置・スケジューリング手法の実用化を目標とした。要求された生産性を確保しながらスキルインデックスを最短期間で向上させる人員配置、および生産スケジューリング手法を提案し、製造企業の製造現場モデルをシミュレーションで定量的評価・検証を実施した。その結果、中期的な視点から作業者の教育を含めて考えると、従業員にとって迅速なスキル獲得が可能となり、従業員のモチベーションを考慮した生産方式が実現できることが分かった。短期的には生産性が低くなるが、中長期的に約20%もの生産性向上が図れ、人材教育と生産性の両立を実現していることが確認された。
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