生分解性吸水高分子をマトリックスとした新規肥効調節型肥料の開発
研究責任者 |
甲野 裕之 苫小牧工業高等専門学校, その他部局等, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 申請者が開発したカルボキシメチルセルロース(CMC)を原料とした生分解高吸水高分子(SAP)と化学肥料の複合化により、徐放性・緩効性と保水性を兼ね備えた新規生分解性徐放性肥料を提供することを目的とした。肥料を効率良く吸収可能なCMC-SAP合成条件と複合化条件を検討し、土壌での各肥料成分の溶出挙動を評価した結果、60日後においても肥料の20~40%を保持していることが明らかになった。また保水性能が確認され、酵素分解試験により生分解性を有することも実証できた。よって新規な環境調和型徐放性肥料として、農業の省力化・コストダウンに貢献できることが証明された。
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