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分解酵素を用いた植物のカビ毒汚染低減化のための基盤技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 西内 巧  金沢大学, 学際科学実験センター, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要ムギ類やトウモロコシの穂に赤かび病菌が感染すると、減収に加えて本菌が産生するトリコテセン系カビ毒が食品等にしばしば混入し、人畜に重篤な免疫不全や食中毒等の健康被害を及ぼす。我々は、カビ毒低減化に関わる農薬の作用機序の解析過程で、赤かび病菌由来の酵素がカビ毒分解に関わることを見出した。本研究では、この分解酵素とHAタグとの融合タンパク質の発現・精製を行った。また、分解酵素を導入した形質転換植物は、カビ毒による植物の生育抑制が顕著に緩和されたことから、本酵素が植物細胞においても機能することが示唆された。今後は、さらに解析を進め、作物や食品におけるカビ毒低減化技術の実用化を目指す。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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