アルツハイマー病の超早期診断に有用な脳内分子動態画像化技術の創出
研究責任者 |
植木 孝俊 浜松医科大学, 医学部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究開発では、アルツハイマー病(AD)の早期診断、創薬に有用なMRIによるγセクレターゼのイメージング技術の創出をねらいとした。研究開発期間において、ADの病態生理に掛かるγセクレターゼ酵素活性の賦活を、AD病態モデル細胞培養系にて生細胞でNMRを用いて画像化、定量解析することができるMRI機能プローブを新たに創製した。また、当該プローブでは、paramagnetic relaxation効果によりγセクレターゼ酵素活性依存的に、MRIシグナルを生じる。今後、創製したプローブに血液脳関門透過性を持たせることにより、AD病態モデルにてγセクレターゼ酵素活性をin vivoで画像化することで、ヒトでのADのMRIによる早期診断システムの開発、γセクレターゼ酵素活性を阻害するAD治療薬への応用が見込まれる。
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