新規生理活性ペプチドの機能解析による創薬シーズとしての可能性の検討
研究責任者 |
十枝内 厚次 宮崎大学, 医学部, 講師
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | グラニンスーパーファミリー(グラニン類)は、神経内分泌細胞の分泌顆粒形成において根幹となる蛋白群である。グラニン類は複数の生理活性ペプチドの前駆体となることから、グラニン類由来ペプチドの創薬シーズとしての可能性を検討した。申請者らのグループが同定したNERP-2は、糖尿病治療薬としての可能性を提示した。さらに3つのグラニン由来の新規ペプチドを同定し、2つに生物活性を認めた。2つのペプチドの一つは抗肥満薬として、一つは糖尿病治療としての可能性を見出した。今後は、製薬会社と協力して生物活性を持つペプチドをリードペプチドとして、新たな治療薬の開発に着手する予定である。
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