リアルタイムカメラを用いた簡易粉じん濃度定点観測システムの開発
研究責任者 |
進士 正人 山口大学, 理工学研究科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
概要 | トンネル建設現場で発生する浮遊粉じんは、作業員の肺機能障害を引き起こす原因物質であり、近年、わが国において社会問題となっている。汎用的に正確な粉じん濃度変化を把握するには、より安価に粉じん濃度を測定するシステムが必要である。そこで本申請課題では、市販されているWEB カメラにLED ライトを組み合わせ、浮遊粉じんの光散乱から粉じん濃度を測定できる安価なリアルタイム定点粉じん測定システムの開発を目標とした。その結果、粉じん濃度の変化に対応して、粉じん散乱光部分面積および粉じん散乱光個数が変化することを証明し、本システムの有効性を示すことができた。 今後は連携企業と協働して、さらなる検出精度の向上に努めるとともに、製品化を視野に入れた技術移転活動に努める予定である。
|