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迅速かつ明瞭多彩な色調変化を示す糖検出チップのグルコース応答感度改善

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 兼清 泰正  北見工業大学, 工学部, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要新たな分子構造を有するボロン酸モノマーを合成して薄膜作製に用いることにより、1~100 mMの範囲でグルコース濃度を測定可能な糖検出チップを実現することを目標とした。当初の計画では合成する新規ボロン酸モノマーを1つしか想定していなかったが、実際には3種類の異なる構造をもつモノマーを合成することに成功し、予想以上の成果を収めることができた。種々検討を行った結果、新規ボロン酸モノマーを用いた糖検出チップは従来の3~10倍と見積もられる高い感度を示し、グルコース検出下限はおよそ3 mMであることが明らかになった。これは、当初目指した1 mMの検出下限には及ばないものの、目標に向けての着実な前進となる成果である。今後は、糖検出チップ作製に係る諸条件の最適化を深化させ、グルコースに対する一層の高感度化を進めていく。また、生体成分に含まれる共存物質が測定及ぼす影響についても適宜検証を行う。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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