加速度センサーを用いた和瓦の耐風設計と新防災瓦の開発
研究責任者 |
岡本 覚 島根大学, 総合理工学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 本研究では、瓦が風の影響を受けて飛散する前兆現象に現れる振動に着目することにより、振動発生の原因を探求して有効な防災対策に反映させようとするものである。具体的には、振動力を減衰させる形状を持つ瓦を新たに開発して、従来の瓦に比較しても飛散に強いことを検証し、その製品化を目指す。研究の進捗に伴って、防災瓦の開発や施工方法の改善に求められる要因を分析した結果、振動だけではなく現状の瓦近傍の流れを熱線流速計や油膜法の可視化による実験によって詳細に解析する必要性が生じた。その結果、当初目指した瓦形状や施工方法を提案することが出来た。研究期間終了後も研究を継続し、企業と連携して特許出願および製品化を目指す。
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